ウォルフ─ルンドマルク─メロッテ(WLM)は孤立した矮小銀河で、その発見と同定に功績のあった3人の天文学者にちなんで名付けられました。

矮小銀河WLMは、ほぼ真南のくじら座の方角に、銀河系から約300万光年離れています。銀河系を含む局所銀河群のなかでもっとも遠い銀河のひとつです。実際、WLMは局所銀河群のほかのどの銀河とも一切相互作用を起こしません。

この孤独な島宇宙では、ピンクがかった領域と高温で若く青い星が斑点のように分布しています。ピンク色の領域は一見静かに見えますが、星が次々と生み出されていることは観測の結果疑いありません。より古く、温度の低い黄色がかった星は、この矮小銀河のハロー(銀河全体を球状に取り囲むようにして、球状星団や希薄な星間物質が存在する領域)の中へ次第に消えていくように見え、その幅は8000光年にまで広がっています。

この矮小銀河WLMの鮮明な画像は、2億6800万画素のオメガCAM広域カメラと、ヨーロッパ南天天文台(ESO)のパラナル天文台の望遠鏡で撮影されたものです。

原文:Wolf-Lundmark-Melotte
画像クレジット:ESO, VST/Omegacam Local Group Survey

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