このM81銀河群をとらえた画像は、80枚の写真をつなぎ合わせたもので、遠方の銀河と星雲がくっきりと写っています。右下に見える渦巻銀河M81は、画像の中では最大の銀河で、全体の構造がよく分かります。まさに銀河群の嚆矢といえる銀河です。

M81は真上に見えるM82と重力的な相互作用を起こしています。M82は、ガスが繊維状に赤く輝く珍しいハローを持つ銀河です。画像全体にM81銀河群のたくさんの銀河が見えますが、手前には私たちの銀河系の星も多く見られます。

ここに見られる多種多様な銀河はすべて、手前に広がるインテグレーテッド・フラックス星雲(IFN)の光を通して観測されたものです。IFNは銀河系に存在する星雲で、ぼんやりとしたチリとガスから成り、広範囲にわたって複雑な構造を見せています。ここでは赤と黄色のIFNが非常に細かいところまでとらえられていますが、これはスペイン・カナリア諸島のテイデ天文台に最近設置された新型の広域カメラで撮影された画像を、デジタル処理で強調したものです。

原文:The M81 Galaxy Group through the Integrated Flux Nebula
画像クレジット・著作権 : D. Lopez & A. Rosenberg, IAC

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です