「レッドスプライト」(赤い妖精)は謎めいた、信じられないほど短時間しか現れない現象で、地球の大きな雷雲の上空で発生します。

レッドスプライトは、これまで低い地球周回軌道や高高度を飛行する航空機から記録されてきましたが、この写真に見られる稲妻がダンスをしているような現象は、フランス北部の山頂からビデオ撮影されたものです。

ビデオを撮影した5月28日の夜は、晴れ渡った遮るものひとつない空で、英仏海峡から約600キロメートル離れた地点の上空で何層にも重なった嵐が荒れ狂っている様子が分かります。

レッドスプライトはわずか数ミリ秒(1000分の1秒)しか続きませんが、激しい雷雨と関係のあることが知られています。けれども、レッドスプライトが出現したとたんに消えてしまうことについては、ブルージェットや人工衛星によって検出された地球ガンマ線のような、その他の大気上層部の発光現象と関連する性質もふくめて、いまだにほとんどが謎のままなのです。

原文:Red Sprites over the Channel
画像クレジット・著作権:Stephane Vetter (Nuits sacrees, TWAN)

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