オリオン座のベルトにあたる、有名な三連星を取りまくものは何でしょうか?空の深いところまで露光してみると、暗黒星雲から星団まであらゆる天体を見ることができます。いずれの天体も、大規模なオリオン座分子雲で細くたなびくガスの中に浮かんでいます。

三つのもっとも明るい恒星が、画面の左側で対角線上に並んでいます。これがオリオンのベルトを作る有名な三連星なのです。

アルニタク──三連星の一番下の恒星──のすぐ下には火炎星雲が見えます。火炎星雲は、励起した水素ガスによって輝き、繊維状に広がる焦げ茶色のチリの中に浮かんでいます。

アルニタクのすぐ右側には馬頭星雲があります。馬頭星雲は、暗く密度の高いチリが馬の頭の形を取ったもので、おそらくは全天でもっともよく知られた形の星雲です。この暗い分子雲は、地球から約1500光年の距離にあり、バーナード33という名前で天体カタログに収録されています。この馬頭星雲がまず目につくのは、すぐ近くにある質量の大きい恒星オリオン座シグマ星が背後から照らしているからです。馬頭星雲は、次の数百万年の間にゆっくりと形を変えていき、最終的にはエネルギーの高いオリオン座シグマ星の光によって破壊されてしまうと考えられています。

原文:Orion: Belt, Flame, and Horsehead
画像クレジット・著作権:Rogelio Bernal Andreo (Deep Sky Colors)

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