真横を向いているかのような渦巻銀河NGC4302(左)は、私たちから5500万光年離れています。

形がよく整った星座「かみのけ座」にあるこの銀河は、大きなおとめ座銀河団の一員でもあります。

その幅は約8万7000光年で、われわれの銀河系より少し小さい銀河です。

銀河系と同じように、NGC4302も中心部が丸く盛り上がった円盤形をしていて、この平らな円盤部分を銀河面といいます。

この銀河面に沿って、面をまん中から切り分けるように黒い筋がはっきりと見えます。これはチリが集まって星からの光を遮ったり赤くしたりするために暗く見えるのです。

より規模の小さいペアの銀河NGC4298も、チリの多い渦巻銀河です。ただ、NGC4298は銀河面を私たちに向けて傾いているので、渦巻き状の腕に沿って広がるチリの筋を見せつけるかのようです。その腕では若い星が放つ青い光が輝き、黄色い中心部も明るく光っています。

この写真は、ハッブル宇宙望遠鏡が可視光で撮影しました。対称的なペアの銀河をとらえた見事なものです。

ハッブル宇宙望遠鏡は、1990年4月24日に打ち上げられて以来、伝説的ともいえる業績を挙げてきました。この写真は、この24日に迎える打ち上げ27周年を記念する一枚です。

原文:NGC 4302 and NGC 4298
画像クレジット:NASA, ESA, M. Mutchler (STScI)

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