干潟星雲の中心部では、劇的に星が形成されているため、激しい風が逆巻いています。画面の左下には、少なくともふたつのじょうご型の雲が見えています。この雲はおおよそ長さが0.5光年あり、極めて強い恒星風と激しく高エネルギーの恒星の光によって形成されたものです。

近くに見える途方もなく明るい恒星、ハーシェル36がこの領域全体を照らしています。一方で、非常に広範囲にひろがったチリの壁が、他の高温で若い恒星を覆い隠し、そのために星が赤く見えています。こうした恒星から放たれるエネルギーが冷たいチリとガスに注ぎ込まれ、隣り合う領域との温度差が大きいために、雲を切り裂くような風が発生し、じょうご型の雲が形成されたと考えられています。

この画像は、1995年に地球を周回するハッブル宇宙望遠鏡で撮影されたもので、幅約5光年の領域をとらえています。干潟星雲はM8という名前でもしられ、いて座の方角に5000光年離れています。

原文:In the Center of the Lagoon Nebula
画像クレジット:Hubble, A. Caulet (ST-ECF, ESA), NASA

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です