2月には、アメリカのヨセミテ国立公園で、日没時に不思議な「火の滝」が見られることがあります。天気がよく、太陽が決まった方角にあるときにだけ現れる珍しい現象です。

火の滝は、見晴らしの良い場所からしばしば撮影されています。ヨセミテ国立公園には、冬から春先にかけてだけ流れるホーステール滝という滝がありますが、まれに巨大な花崗岩の一枚岩エル・キャピタンの切り立った岩壁の影に隠れることがあります。このとき、滝の真後ろにある角張った岩の表面が太陽光線を反射して、滝全体がつかの間のあいだ、火のようにドラマティックに明るく輝くのです。

ごくまれに、このホーステールの火の滝を、月の入りの時刻にも撮影できることがあります。月明かりの中ではさらにとらえることが難しくなるものの、空がよく晴れていて、月が西の地平線に沿って正しい方角にあれば、火の滝効果を見ることができます。

この写真は、5月9日の早朝に周到な計画のもとで撮影されたものです。よく晴れた夜空に星が輝き、ホーステールの火の滝は、ギボス状(月が満月と半月の間にある状態のこと)の月に照らされています。

原文:Firefall by Moonlight
画像クレジット・著作権Rogelio Bernal Andreo (Deep Sky Colors)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です