解説

「あれ見える?」写真のように並んだ星が見つかるたびに、こうした質問が何度となく繰り返されてきました。北の空に浮かぶもっともよく知られた星の配置──それが北斗七星です。北斗七星のように、今も昔もそしてこれからも、あらゆる世代に見られる星のグループはめったにありません。

北斗七星は、単独の星座ではなく、おおぐま座の一部分です。けれども北斗七星は、古来さまざまな社会で、さまざまな名前で知られてきたアステリズム(星群)なのです。

北斗七星のうち5つの恒星は、実際に宇宙空間でもおたがいに近い位置にあり、ほぼ同じ時期に形成されたと考えられています。北斗七星のひしゃくの先端にあたるふたつの星を結んだ線を伸ばすと、ポラリス(北極星)に当たります。北極星はこぐま座(小北斗七星)の一部です。

恒星は固有運動をするために、北斗七星の星の配置は次の10万年あまりの間にゆっくりと変化していきます。

この写真は4月下旬に撮影されたもので、北斗七星が二重に見えています。いつになく穏やかな潟湖(せきこ)に映えて、遠くのチリの火山を挟むように上下に見えているのです。

原文:Big Dipper Above and Below Chilean Volcanoes
画像クレジット・著作権:Yuri Beletsky (Carnegie Las Campanas Observatory, TWAN)

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