夜空のドームにふたつのアーチが輝いています。北国の春の景色です。このパノラマ写真は、3月29日の日没後に、標高約2000メートルのスロバキア中部・チョポク山頂から57回露光して撮影されました。

天の川が右のほうで弧を描いていますが、これは山頂から眺めたときに、天の川が地上の街明かりの上まで達していればこその景色です。

夕暮れは過ぎていますが、太陽の光はまだ地平線の近くに浮かんでいて、2本目の輝くアーチに向かってだんだんと薄れていきます。このアーチは黄道光で、天の川の中心付近で交差しています。

黄道面のチリが太陽の光を反射すると黄道光が発生します。北国ではふつう、春のよく晴れた日の日没後に、空が暗ければくっきりと見ることができます。

太陽とほぼ反対側、写真では左のほうに、地平線の近くで木星が明るく輝いています。木星は黄道の近くにあるために、帯状の黄道光がうっすらと光っている中に現れています。この光は太陽の反対側にあるため「対日照」と呼ばれています。

原文:Arches of Spring
画像クレジット・著作権Ondrej Kralik

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