火星表面に空いた不思議な穴

この火星の珍しい穴を作ったのは何でしょうか?見てのとおり、スイスチーズのような地形におびただしい数の穴があいています。この穴からは、ひとつを除いてすべて、蒸発しつつある明るい色の二酸化炭素の氷の下に、チリの多い暗い色の火星の地面を見ることができます。

もっとも珍しい穴が、画面の右上に見えています。幅は約100メートルあり、さらに下の地層までパンチ穴を開けたように見えます。なぜこんな穴が開いているのか?なぜ円形のクレーターに囲まれているのか?隕石が衝突したためにこのような穴が開いたとする有力な仮説はあるものの、これらはまだまだ検討を要するテーマです。

このような穴は、広大な地下洞窟へとつながるさらに下の地層への扉となりうるため、とりわけ興味深いものです。もし本当に穴が地下洞窟につながっているとしたら、こうした自然にでき上がったトンネルは、火星地表面の厳しい環境から比較的保護されているため、火星の生物がひそむ候補地となりえます。ですから、将来宇宙船やロボット探査機で火星を調査する場合や、人類が火星を探検するときには、この穴がまず最初のターゲットになることでしょう。

原文:An Unusual Hole in Mars
画像クレジット:NASA, MRO, HiRISE, JPL, U. Arizona

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